学校でも寝てばかりの俺司と親友の頭の良く運動もまあまあできる達也ともう一人の親友でバカだが運動神経バツグンの野球好きでけっこうモテる雅也といつものように他愛もない話をしていた。
雅也は好きな人の話になると顔が真っ赤になるから分かりやすい奴だ。だが達也は読めない。
とか言ってる俺自身は自分では気がつかないうちに好きな人とは積極的に話すタイプらしい。まぁそのせいかなすぐ好きな人がバレる…。
俺はコロコロ好きな人が変わるが珍しく今回は長い。なぜだろうか？俺の好きな人はバカみたいに明るい咲里だ。あいつはクラスでも人気があった。俺にとって咲里は高嶺の花だった。
少し気になったから俺の事どう思っているか雅也と達也にたのんで聞いてもらった。そしたら「優しいし嫌いじゃない」って言ってたらしい。嫌いじゃないってのは正直言って好きではないのかと思ってしまう一言だった。
それからいく日かたった…。学校での休み時間俺はいつものようにベランダで寝ていた。すると後から「わっ！」と脅かしてきた。俺はビックリして少しパニクった。誰かと思ったら咲里だった。
「ビックリした〜。危うくベランダから落っこちるところだったじゃねぇか！」「すきだらけの司が悪いんだよ〜！」「すきだらけって寝てんだからしょうがないじゃん！というより寝込みを襲うのはどうかと…」「うっうるさい！まったくいつも寝てるんだから…ちょっとは目が覚めたでしょ？」「確かに覚めたよ。」「よし！なら文句言わないの。分かった？」「はいはい、分かりましたよ〜。」
それだけの会話ができて嬉しかった。その日の帰り帰る方向が同じ達也に今日の休み時間何があったか聞かれたから一応全部話た。達也が爆笑していた。俺はちょっと嫌な顔をした。
「お〜い、達也〜。マジで死ぬかと思ったんだから〜。」「まぁまぁ。それで咲里と話できたんならいいじゃん！このまま告白しちゃえよ〜。」「どうしようかなー。」「絶対上手くいくって！自分に自信もてよ！」「それもそうだな…。一応考えておくよ。じゃあまた明日な。」「おう！じゃーなー！」
家についてからずっと考えていた。次の日結局決められなかった。まだ決める必要ないと思ってた。
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