川の流れる音が二人の周りを包んでいた、「そうだ!いい処があるんだ!」僕はそう言って彼女の手を握っていた、彼女は驚いた様子で僕を見ている、「こっち、こっち。」彼女の手を引っ張って僕は自然と小走りになっていた、「ちょっと、どこ行くの?」彼女も懸命についてくる、3分程走り小さな山を登る、「もうちょっとだから、頑張って!」彼女の手を握り締めながら言った、「ハァ、ハァ、まだ?」彼女の手から汗が伝わる、「ほら、見えてきたよ、頂上!」山を十分程登り頂上を指差す、「ちょっと待って、ここからは目をつぶってて。」
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