僕は頂上に背を向けながら言った、彼女は少し驚いた顔をしている少しの間があき「分かった。」そう言って静かに目を閉じた、僕は彼女の体を支えながら残りの十歩をゆっくり歩きだした、頂上に辿り着き彼女に合図を送る、「ゆっくり目を開けて。」彼女はうつむいた顔を上げ、ゆっくり目を開いた、「うわぁ〜……綺麗…。」そこには満天の星空が太陽の光にも負けないくらいに輝いていた、「よくお爺ちゃんが川辺で泣いている僕をここまで連れてきてくれたんだ。僕の自慢の場所さ。」「こんなの初めて、星に手が届きそう。」彼女は星空に手を