タイム

おれんじ  2007-07-11投稿
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「起きろよ...」

私は低い男の人の声で目覚めた。








ん?









そんなハズはない



私は高校1年の男と付き合った事もない女だよ?





え...???????



【たいむ】





これは本当に起こった事
私も未だに信じられない

私は博美

勉強も出来ないし
これと言って取り柄もない
特別可愛い訳でもない

でもそんな私に神様は訳のわからないイタズラをしてきた


「博美―っ」

始まりはこの一言だった

「何?華菜ぽん」

「この前さ。自転車でいろんな道探ってたらすごいトコ見つけちゃって!」

華菜はすごいはしゃいでた

「すごいトコ...?」

「ハリーポッターの中に出てきたでかい鏡があるでしょ?!それみたいな鏡があったの!」

「は...?」

私はその時始めて華菜を信じなかった


馬鹿じゃないのって思った




そして学校が終わって華菜と恵梨佳と一緒に例のトコへ行った


そこは見たこともないような暗い場所にあって
多分昔は歯医者さんだった事を予想させる感じだった
奥の爛れたカーテンを越えて行くと鏡があった









本当にあった



その鏡はかなりサビれてて
気持ちが悪かった

華菜が本当にあったでしょ?というような満面の微笑みを浮かべていたが
恵梨佳はここから早く出たいという今にも泣き初めそうな顔をしていた


華菜が鏡へ近づき鏡を触った瞬間


視界が真っ暗になった


そして次の瞬間には...


「起きろよ...」

とこの声を聞いてるという訳だ


「あの...貴方は?」

「は?いつもの雄一君だよ?」

その男は雄一と言うらしい

「あの...」

「博美まじ大丈夫?」

「え…う…うん」

「お前は博美。俺は雄一。俺たちは恋人同士。お前は大学生。俺も大学生。これでいいか?!」

雄一はムッとしていた

だが私はそんな事も気にならず頭がパンパンだった


続く

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