10年後にはタイムマシンができていて彼は自分は10年後の未来から来たと言う。当然私はそんな話を信用できなかった。私が無視して帰ろうとすると彼は 「信じられないのはわかります。だから俺が未来から来た証拠に10年後の小銭を持ってきました。」 と言ってポケットに手を入れた。 彼「これで信じてくれますよね?」 彼の手には平成21年と書かれた100円玉と50円玉があった。それでもわたしは信じられない。 私「あんた偽金つくるんだったら500円とかにしなさいよ」 彼「じゃあ10年後の携帯なら‥‥‥‥!?あれ!?ない?忘れてきてしまった↓」 彼は慌てふためいている。彼「あっ!じゃあ競馬で俺が当てたら信じてもらえますよね?」 私「まぁ…いいですよ。」私たちは競馬場に行った。(何よこの馬。こんな大穴あたるわけ…) アナウンサー「おぉっとここで今日一番の大穴ニトロニクスが先頭に飛び出して最後の直線にはいったぁ!!」 私「うそ…。この人本当に未来から…?」 アナウンサー「あぁ〜!ゴール直前ニトロニクス落馬だぁ!!その間に後ろについていたシューティングスターが1着でゴールぅ〜!!!」 私「……。」 私は冷たい目で彼のほうを見ていた。 彼「あれ!?なんで!?覚え間違い…?」 私「もう…。仕方ないわね。本当は家に帰って寝ようって思ってたぐらい暇だし、お兄さんに付き合ってあげてもいいよ?」 彼「マジすか!?ありがとう!」 彼は本当にうれしそうだ。私「じゃあどこ行こっかぁ?」 彼「ボーリングとかカラオケなんてどうすか!?」 私「じゃあそれでいいよ。」 私たちはカラオケで歌い、ボーリングをして遊んだ。最初は乗り気じゃなかった私もいつのまにか楽しんでいた。 私「まだ5時30分かぁ…。これからどうする?」 彼「そうっすねぇ…。」 PiPiPi 私の携帯がなった。 佐藤くんからだった。 メールには[佐藤です。さっきはごめん。友達とかいて恥ずかしかったんだ。だから体育館裏で待ってる。よかったら来て。]と書かれていた。