「龍華さんに・・・そんな過去が・・・」
怜が驚いた様子で言う。
「あぁ。それから龍華は戦わなくなった・・・」
「それって・・・同じ事を繰り返さないために・・・?」
啓吾が言う。
「そぉだよ・・・。今もそうさ。君達のときも戦わなかったろ?」
「・・・」
2人とも黙り込む。
「助けに・・・行こう」
怜が言う。
「えっ・・・助けにって・・・」
「私たちの命のために、龍華さんがあっちに行ったんだよ?」
「でも、あまりにも危険すぎる!」
啓吾があわてて言う。
「でも、もし・・・龍華さんが殺されるようなことになったら・・・」
「分かった・・・」
藻が言う。
「で、でも・・・―――」
「だが、君達2人じゃ心配だ・・・だから―――」
「・・・」
「他の班と一緒になって行動してもらう」
「えっ・・・?」