バラバラ?

ひかる 未来  2007-07-12投稿
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「ぅわあああ!!」

俺はすぐに漫画喫茶を出た。
外の暖かい温度に混じりながら、俺の荒い呼吸と冷や汗は止まらなかった。
まさか、こんな外で恐怖を味わうなんて思ってもみなかったからだ。

「…何なんだよ…」

恐怖に追い込まれているのがよく分かった。

ピルルルルル…ピルルルルル
携帯の着信音が静かな外の世界に鳴り響く。

「…!?…」

番号を確認すると
00000000000
という番号からの着信だった。
有り得ない着信だったが、俺は恐る恐る電話に出た。

「…もし…もし?…」

声が震えてうまく言葉が出ない。

「……キャハハハハハハッ…」

女の人の奇妙な甲高い笑い声が、耳に響く!

「うわぁああああッ!?」

俺はびっくりして、携帯を電信柱に打ち付けてしまった。
今の女の人の声は漫画喫茶で聞いた声と同じものだった!

「俺…殺されんの?…」

そんな気がして怖かった。

ピルルルルル…

携帯の着信音がまた鳴り響いた。
だが、俺の携帯からではなく、近くを通りかかった人の携帯からだった。
『何だ?番号が全部0の番号から着信きたし。』
「…!?」

言葉を聞いてゾッとした。

あの女だ…!!

すぐに確信できた。

俺はすぐさまその場を立ち去った。耳を塞ぎながら。



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