高校1年生の春…―。
厳しい冬を乗り越えてやっとのことで桜咲いて向かえた春…
私は恋をした。
彼氏なんて、特別な人しかできないと思ってた…
でも、指輪をしている友達を羨ましく思ってたんだ。
「愛―。」
夏希だ…。
「なに?」
「あのね…今日ね―、
急に声が小さくなった。 「一真にこくられちゃっ た。」
「えっ。」
「へへ(^ー^)」
「ょかったじゃん!」 「うん。」
夏希泣きそう…―。
「ほらほら、ここ教室。」「そうだよね…。うん―。 でも、すぐに愛に聞いて ほしくて…―。」
「あっ、あたし先生のと こいかなくちゃ。」
「今日?していい?」
「いいに決まってんじゃ ん!くわしく聞かせて ね―。」
―バタン
トイレにはしった。
―やばい。私、ちゃんと 笑えてた?
夏希が一真のこと好きなのは知ってたけど。
なんで、こんなショックなのかな?
初めて一真にあったのは、入学式。
私の一目惚れだった。
夏希と一真は席がちかくてすぐになかよくなってた。
私も夏希と仲良くなって…見てるのがつらかった。
でも、私には勇気がなかったんだ…―。
なにもできないと思ってた
つづく。