時を越えた想い〜思いだせない想い〜?

ケンゾー  2006-03-05投稿
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私「私まだキミの名前教えてもらってない!」私は彼にむかって叫んだ。 私「教えて!絶対思い出すから!!」 彼はこっちを振り返って言った。 彼「ーーー。」 (絶対思い出してみせる!!)私は心の中で何度も繰り返した。 私は目を覚ました。体育館裏で倒れていたみたいだ。父母「よかった。よかった。」父と母は泣いていた。警察「さきさん。助かったのはいいことなんですがどうやって助かったんですか?」 私「…わかりません。」 (どうやって助かったんだろう。わからない。でもこんなにも悲しいのはどうしてだろう。)私の目からは涙があふれていた。とまらない。 2015年4月23日 警察「もうこんなところにくるようなことするなよ。」 男「はい。お世話になりました…。もう5年も刑務所の中だったからなぁ。これからどうしようか。まぁ帰ってから考えるか。」 男は桜が満開の並木道を歩いていると一人の女性とすれ違いその女性は言う。 女性「ひどいなぁ。私は覚えてるのにキミが忘れてるなんて。…後藤あきらくん。」          その女性とは椎名さき(私)だった。 後藤くんはこっちを振り返ってびっくりしている。そして私のことがわかったのだろう。 後藤くん「さきさん!?どうして!?」 私「キミが助けてくれた日からずっと気になっていたの。雪の日になるとなぜか悲しくなって涙がとまらない。だから2000年2月14日に何があったのかタイムマシンで確かめに行ったの。」 私たちは少しの間見つめ合っていた。そして15年間の一度は忘れさせられた想いが実を結ぶ。      後藤くん「そうだったんすか。嬉しいです。俺はもうあなたに忘れられたくない。これからは俺と二人で暮らしませんか?」 私「はい。これからもあの時みたいに守ってください。」 私たちは手をつなぎ桜並木よりもずっとずっと長い道を歩き始めた…。

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