ある蒸し暑い夏の朝、東高校３年１組の教室にて。もうホント暑くて全身から汗という汗が流れ出ている感じ。HR中だと言うのに、みんなだるそーに下敷きをパタパタ仰いでいる。先生もそれを注意する事が面倒くさいらしく、みてみぬふりをして朝の連絡をみんなに話していた。当然、あたしもみんなも先生の話なんて聞いてないし、聞く気さえ持とうとしていない。がしかし、ふと黒板に書かれた転入生の名前があたしの目に入った瞬間あたしは度肝を抜かれ、ただでさえ暑いのにさらに全身の体温が一気に上昇していくのを感じた。それは外の暑さや湿気のせいではなかった。
聞いて驚く無かれ。なんと、その転入生の名前は「しょうちゃん」と全く同じだったのだ。
担任が「しょうちゃん」を紹介した瞬間、心臓がとびてるかとおもった。びっくりした。でも、本当にあの「しょうちゃん」なのだろうか。
あたしはしょうちゃんをまじまじと眺めた。昔にくらべて結構変わっている。背はあたしと同じくらいだったハズなのに今はあたしより全然でかい。肩に付くくらいの茶色がかった髪をしていて、少しだけワックスで立てているみたい。第２ボタンまで開けた白いYシャツの中にはセクシーな鎖骨が見えかくれしてい
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