これからお話するのは、私が体験したお話です。
「ねえ?プロフ書いてもらいなよ?」
受話器中に響き渡る真理の声。
まだ、中学に入学したばかりの春。まだ、ケータイなど持っていなく、家電で長電話をしていた。
話題は、気になる人だ。
「ねえ、やっぱり話すきっかけを作らないと?」
真理の張りきる声に戸惑いながら、少し困ったように私は「て゛も大丈夫かなぁ」と答える。
「大丈夫だよ」
「ぢゃあ、真理も一緒に来てね?」
「当たり前♪」
と、私の好きな彼岬にプロフを渡す相談を真理にしていた。
「ぢゃあ、明日忘れないでプロフ持ってくるんだよ」 と、真理に何度も?念を押され長電話を終了した。
その日の夜は、なかなか寝付けなかった。
続く・・・