Person of THE fate〜運命の人〜8

じゅりあ  2007-07-15投稿
閲覧数[288] 良い投票[0] 悪い投票[0]

『もしもし、さおり〜?』電話の相手は二つ上の先輩、吉川明穂だ。
「あぁ、久しぶり☆」
電話では二ヵ月ぶりか。
『元気してた?』
「うん、先輩は?」
『元気よ!』
ちょっとした世間話をした後、急に明穂の声のトーンが上がった。
『ところでさぁ、メル友にあんたの話したら会話弾んじゃって、是非メル友になって欲しいって言ってるんだけど』
さおりは驚きで返す。
「えっ!何話したの!?」
変な事を言われたんじゃないかと内心思う。
『いや、あんたの天然話(笑)』
さおりは一見しっかりしてるように見えるのだが実は天然ボケで、間の抜けた所があるのだった。
「それちょっと恥ずかしいじゃん…」
苦笑いのさおりだが、明穂はそんな事お構い無しだ。
『メル友くらいならなってくれる筈だよって言っちゃったんだけど、一応さおり本人に確認取っておこうと思って☆』
それを聞いて、さおりの目が点になる。
(確認取っておこうと思って…じゃないよ〜)
『いいよね!?』
半ば強引だ。明穂は高校の時からこうゆう所がある。悪い人ではないと、さおりは思うのだが。
結局頷かざる終えなくなったさおり。
(けど、まぁ良いか)
と軽い気持ちでいる事にした。

i-mobile
i-mobile

投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 じゅりあ 」さんの小説

もっと見る

恋愛の新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ