ードドドドドドー
数百の騎兵が歩兵突撃の合図と共に、地響きを起こしながら敵陣の中央めがけ突っ込んでいった
「俺たちも負けるなー」ルパートが叫ぶ
ーオオォォー
兵士たちが叫んだ
ードォンー
先頭を走っていた兵士たちが、オーク部隊に激突し両者が弾きとんでいた
「クソが、ブタ共め!!この神聖なるヒロニデンの土地まで汚そうというのか!!許さんぞ!!皆殺しだ!!」
ジェラルドは完全に狂人と化した
次々とオークをなぎ倒すジェラルド、その姿はさながら鬼神の如くだった
「ジェラルド隊長!!少し自重してください」
味方兵士になだめられるジェラルド
「いつもアイツ、オークを見ると血が登って周りが見えなくなるからな」
ルパートが、ジルに話しかけた
「えぇ…それより戦いに集中しなさい」
「へいへい」
ルパートは少しふてくされながら走って前のほうにいった
「隊長、アレ見てください」
兵士がジェラルドに後ろから話しかけた
「なんだ?」
「前方約30キロ、スワンプマンモスを確認…どうしますか?」
「仕方ない…」
ーギシャー
「隊長後ろです!!」
ジェラルドの背後からオークが飛び掛かって来た
「フン!!」
振り向きざまに一閃、オークの頭が吹き飛んだ
「フゥ…よし将軍に伝令をだせ。バリスタをだしてもらうように…よし行け!」
「了解しました」
兵士は全力で本陣に向かっていった
続く