「ねぇ、野球やろうよ!」
「嫌だよ。野球ってオッサンっぽいもん」
「ねぇ、野球やろうよ!」
「僕は受験するからね。(キラーン)」
俺の名は佐々木 翔磨。
小学4年生。現役プロ野球選手の父・太郎を持つ熱血野球少年。
俺は地元の軟式野球チームの福岡スカイヤーズに所属。ポジションはキャッチャー。
しかし、俺を含んで部員6人(5年生4人、4年生2人)。あと3人入らなければ解散だ。という訳で手当たり次第に部員集めている真っ最中。
「お!真也!誰か入部希望者来たか?」
「サッパリだ。そっちは?」
「全然ダメ。」
彼は古賀 真也。
うちのエースピッチャー。といっても6年生がいたので実戦経験はなし。
球速、キレは凄いが、変化球が無いのが傷。
クールであまり顔に出ない性格。
俺と同じ学年だがクラスは違う。
俺の後ろから声がした。
「野球やってみようと思うんだけと・・・」
この一言を待ってたんだよとばかりに振り向くと、希望というより驚きという感情が大きかった。
To Be Continued