さらに梓の呼吸は荒くなる、「梓!?ちょっと待ってて!すぐに救急車呼ぶから!」僕はポケットにしまってあった携帯電話を取り出した、「ちょっと待っててよ!頑張って!」何度119を押しても繋がらない、よく見ると携帯の右上に圏外と表示してある、「駄目だ繋がらない…梓、僕の背中に乗って!」僕は梓をおぶり、急いで山を下った、しかしここから近くの病院までは、走っても30分はかかる、「どうしよう…」僕は辺りを見回した、すると遠くの方から車のライトらしき明かりが見えた、僕は急いでそこまで走った、「おーい!おーい!」