修平「さてと、そろそろ次の部活に行こうかな。」
修平は、柔道部、剣道部と回り、ソフトボール部へと向かった。
柔道部と剣道部では、当たりは無かったが、ソフトボール部では、野球部が無かったため仕方なくソフトボール部へ入部していた「藤枝春樹」君が協力してくれることになった。さらに、運の良いことにセンターを守っていたと言うので、残るはライトだけとなった。
修平「だいたいの部活は回ったな。後は・・・卓球部か・・・」
修平は、卓球部に関してあまり良い噂を聞いたことが無かったので行きたくは無かったが、仕方なく行くことにした。
修平が、活動場所に着いてみると卓球台は用意してあるが、誰も練習している人はいなかった。ほとんどの人が座って話しているか、さらに酷い事に寝ている人までいたのだ。
修平「（あの噂は本当だったんだな〜。これじゃ、部活の意味がないよ。）」
修平は内心そう思い諦めて帰ろうとしたがふと見ると、上級生らしき人と話している一年生が見えた。
青年「先輩！真面目に練習しましょうよ。」
上級生「練習！？そんなのしたって無駄だよ。毎年この部活は予選敗退なんだから。」
青年「でも、入部したからにはきちんと練習しましょうよ。」
上級生「うるさいな。やりたければ、１人でやればいいだろ。強くもないくせに偉そうに説教するんじゃねぇよ。」
青年「くっ。」
そう、言うと一年生は出て行った。修平は気になったので、追いかけて聞いてみる事にした。
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