考えていた時、古びた黒い手帳が屋根裏から落ちてきた。
さっき見た時には見当たらなかったのに…
とても奇妙で仕方がなかった。
取り合えず、押し入れの上のスペースから出てその手帳を見てみた。
その手帳にはこう書かれていた。
私は1ヶ月前、妻と娘と娘の胎児をバラバラにして殺してしまいました。我に返った時には、全てを後悔した。
だが、バラバラ殺人をしたのは私だけではなくここの大家も加わってやりました。
自首を望む私はきっと、殺されるかもしれません。
こんな私をどうか許してください。
と。
「…え?…」
俺はここに書かれている事を疑った。
まさか大家さんも殺人者だって言うのか?
訳が分からなかった。
その時!
「あ〜あ。バレちゃったか。」
背中越しに聞き覚えのある声が響く。
「…ぇ…」
俺はゆっくり振り向いた。
そこには…
大家のおばさんがバットと縄、ノコギリを持って突っ立っていた!
「…!?」
ゴンッ
俺は振り向いた瞬間、バットで頭を殴られた。
…い…たい…
倒れた俺を大家のおばさんが、ニヤリと笑みを浮かべながら見下ろしている。
俺の意識は遠のいていった。
つづく