私が真(しん)と龍史(りゅうじ)に出会ったのはちょうど今日のように、よく晴れた日だった。
私達はまだ12才だった。あの頃、私は病院のベットの上にいた。
出会いは突然、訪れた。
「HELLO!母さん、元気!えっ、アレ?」
茶色がかった髪、天使のような真は、勢いよくドアを開けた。
「母さん…じゃない…?ヤバ!間違えた!!しかも、女の子だし!」
驚愕する真の後から、龍史が顔出す。
「ばっかじゃねえの、シンおばさんは隣だろ。アレ?お前、確か…」
「キョウです。貴方は駿河(するが)家の龍史さんですよね」