バタバタバタバタ
『翔一!!!』
『ご家族の方ですか?』
『家族じゃないけど翔一の…彼…』
私は‘彼女,という言葉をためらった
『翔一の友達です!!!』
『そうですかではこちらへ』
私は医者についていった
『今はねむっていますよ』
プレートには
『106号室佐倉翔一』
トントン
『失礼します』
ガチャッ
『翔一…』
ドキドキ
『ぶぇっくしょい!!!おらー!!!』
『!?』
『翔一?』
『あっ波絵!!!』
『なんかめっちゃ元気じゃん』
『せやねん!!!なんかあちこちが痛いねんけどなぁなんでか元気やねん』
『なんだー…心配してそんしたぁ‐』
『あっあのさぁ波絵!!!』
『俺足とかいろんなところケガしてんねんけどな?』
『?』
『俺が波絵を好きって気持ちはかわらへんから!!!』
『!!!』
『俺やったらあかんか?』
『えっと…そのっ…』
『あの時彩音に相談にのってもらったっていってたことがあったろ?』
『うん…』
『あの時、俺波絵には俺はあってんのかな?ってきいてたんや』
『うん…』
『そしたら彩音は』
【あってないんじゃないかな?ほらっなんかタイプ違うし!!!私だったら佐倉君にあってると思うな!】
『……………』
『あん時の俺、本間あほやった…ごめん…もう一度俺とやりなおさへんか?』
『でもっ彩音は…?』
『別れた』
『そうなんだ…』
『あかん?波絵…俺んとこにもどってこい。』
『ダメなわけ…ないじゃん!!!』
『波絵!!!』
『よかったな翔一』
『洋!!!…と葵?』
『じつはつきあってんだ俺達』
『ええええええええ!』
かわりなき友情、恋心
私達の空模様は心のなかにあるのかもね…