僕達が君を愛する?条を決めてから一年…
君を見ながらの生活が始まった。
僕達の両親には感謝しなきゃ。
高校に行く事を辞めた事。ひかりの世話をする事。
僕は居酒屋。みみは雑貨屋で働きはじめた…。
休みの日はひかりを挟んで川の字で寝る。
僕達が一緒に住む事を君はどう思ってるのかな。
君は声を無くして気持ちも無くしちゃった?
相変わらずひかりは僕達を見ない…。
でも生きてる。
そう自分に言い聞かせる…。
「ひかり。今日はプレゼントがあるんだ。」
「……。」
ひかりの手首にシルバーのバングルをつけた…。
「綺麗だろう?みんなお揃いだよ。」
バングルの裏側にはひかりの名前。住所を彫っている。
どこかに行ってしまった時の為に……。
みみは僕からバングルの事を聞き、泣いてしまった。「いつか…いつか…こんな物付けなくてよくなるよね…。ひかりは…いつか…。」
僕はみみを抱き締めた…。
僕は声に出したらきっと涙がとまらない…
ひかりに自分のせいで泣いているなんて思わせたくない…。