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るぅ  2007-07-25投稿
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微かな眩しさを感じ、俺は目を覚ました。

もうすっかり太陽は上りきっていて、カーテンを閉め忘れた窓から燦々と光が射し込んでくる。



寝起きでぼんやりする頭―――まっさきに思ったのは……。


「ユカリっ…!」


慌てて確認―――するまでもなく、ユカリは俺の腕の中にいた。


朝日に照らされた白い肌、穏やかな寝息、俺の胸に顔をうずめて眠るユカリ。


一緒に朝を迎えたのは初めてだ。


昨日は、絶対に帰したくなくて……
離れたくなくて………

ずっと抱き締めてた。


自分の中のルールを曲げて、何も言わず応えてくれたユカリ。

今俺に抱きついてる、小さくて柔らかくてあったかいユカリ。



なんか、こんな目覚めって今までなかった。

言いようが無いほどの充実感っつーか安心感っつーか。


よくわかんねぇけど、ギューって胸が締め付けられるのに…苦痛じゃない。


でもじっとしてられなくて、ユカリを強く抱き締めた。


「んっ……。」

「あ…わりぃ。起こした?」

慌てて腕の力を抜いて見下ろす。



ユカリはゆっくり瞼を開いた。

眩しさに目を細め、しばらくぼんやりしてから顔を上げる。


なんか……可愛いんだけどっ!


いつも凛としてるユカリ。


でも今はすげぇ子供みたい。

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