こうして、何とか九人全員を揃える事が出来た修平であったが1つ問題があった。それは、練習場所である。例え、人数が集まったとしてもそれ相応の広い場所がなければ練習する事は出来ない。まして、まだ、野球部は設立された訳では無いのでグラウンドは当然貸してもらえない。
修平「うーん、どうしようかな?公園なら、沢山有るんだけどどこもあまり広くないからな〜。」
一馬「ねえ、修平くん。とりあえず、その事は明日他のみんなと話し合って決めない?」
修平「うん、確かにそうだね。ありがとう、一馬くん。じゃあ、明日みんなで話し合って決めようね。じゃあ、明日教室の前の廊下で待っていてくれる?」
一馬「分かった。ああ、じゃあ、佐藤君と吉田君には同じクラスだから伝えおくね。」
修平「ありがとう。じゃあ、お願いします。」
一馬「じゃあ、ばいばい。また、明日〜。」
修平「うん。じゃあ、また明日〜。じゃあ、僕もそろそろ帰ろうかな。ああ、明日が楽しみだな〜。」
修平の自宅
修平「ただいま〜。」
修平の母「お帰りー、遅かったね。何かあったの?」
修平「うん、野球部を作ってくれるようにお願いしていたのと野球部に入ってくれそうな人を集めてたんだ。」
修平の母「へえ〜、そうなんだ。修平は、本当に野球が好きね。藤井君もきっと喜ぶでしょうね。」
修平「うん、そのためにももっともっと練習して哲平と会っても恥ずかしくないくらいに強くならなきゃ。」
修平の母「うん、うん。頑張ってね。あ、そう言えば今日の夕飯はあなたの好きなカレーよ。今日は、スパイスから作ったからなかなか辛いわよ。」
修平「やったー。」
夕飯のカレーはお母さんの言うとおり、もの凄く辛くて舌がヒリヒリしたがやみつきになる美味しさだった。
修平「よし、明日はみんなと話し合って練習場所を決めるぞ〜。じゃあ、そろそろ寝ようかな。お休み〜。」