「知らねぇよ!つーか、話した事すらねぇ」
「やっぱりか(笑)最後の希望だったのに・・・」
「楠木さんと何かあったの?」
「この前の体育で目が合ったんだよ。」
・・・・・・。
どんだけぇ〜!
というと可哀想。ということで・・・・
「おっ、マジ!?よかったじゃん」
その後は、無駄な会話をして終了。
後日、深見は楠木さんのアドレスを手に入れたらしい。
ある日の昼休み、深見が俺をトイレに誘った。
何気なく会話していたら、いつの間にか楠木さんの話になっていた。すると、いきなり深見が、
「じゃじゃ〜ん」
携帯を開いてみせた。メール画面で発信元は・・・・楠木さん。
「それがどうかした?」
「お前はダメだなぁ。女心が分かってない!」
・・・・・・・・( ̄□ ̄;)!!
ちょ、ちょっと待てぇ!!
文面、内容を見ても普通のメールだぞ!
「そうか?」
「俺、楠木さんにアタックしようかな」
そして、俺のグループと深見のグループは深見の味方についた。
深見の恋列車は加速し始めた。