「指切りゲンマン嘘付いたら針千本飲ます指切った」子供の頃は軽い気持ちでしてた。
皆「約束」なんて、「人の噂は75日」見たいにスグ忘れるモノだと思ってた・・・・その「約束」のせいでこんな事になるなんて・・・
ー・・・春・・・ー
高等部に上がった。
「未稀ーー!!!オッハァ!」 花野 萌
「オッハァ!ふぁぁあ・・・」 桐崎 未稀
「未稀未稀!!違うクラスになっても仲良くしてね!」 「はぃよー・・・」
1-B・・・・
「未稀何組だった!?」
「1-D・・・クラス遠いね。」「うん・・・」
「ま 気楽に気楽に♪」
キンコーンカーンコーン♪「あ じゃあね!」
「うん・・・」
(・・・アタシの席は・・・窓側か・・・)
「こんにちは!」
(・・・わ・・・かわいいコ・・・) 「うち、柳田杏子!!よろしくね!・・・え?・・・と・・・?」 「あ。萌です。花野萌。」「かわいい名前!!!」
「そうかなぁ?」
「突然だけど・・・友達になって・・・?」
「いいよ!!!」
「やった?!!!あのね、あのね、うち、実は、あそこの窓側に座ってる日杉慶介が気になるんだ・・・協力してくれりよね・・・?」
「あ、当たり前だよ!何あらたまってぇ?」
「あ、あ、ありがとう!」 杏子ちゃんは良いコだ・・・ (・・・慶介と幼馴染みだって言ったらショック受けるかな・・・?)
「杏子ちゃん・・・アタシね、慶介と・・・・・・・・幼馴染みなんだ・・・」
「!!!!!」
「ごめんね!!!」
「え?☆なんでそんないい情報教えてくれなかったのォ!?」
「へ?」
「だって萌ちゃんから慶介君の事いっぱい聞けるじゃん!!!慶介君の趣味とか!」「あ、うん!!死ぬほど聞かせて上げる!!!」
「やったぁ♪」
「(笑)」
「あ!そーだ!そーだ! 指切りゲンマン嘘付いたら針千本飲ます指切った♪」
続く