俺はキャッチャー用防具を付け5、6球真也の球を受けた。
そして、キャプテン、仁田先輩、太一先輩、(白河)秀(太)先輩の順にこなした。
そして、「次は新人たちだ。そこのヤンキー、チビ、女の子の順に打て!」
全員「・・・・・ハイ(名前くらい聞けよ。何年少年野球の監督してんだよ)」
まず黒崎さんが打席に入った。
「ん?何だ?」
俺は黒崎さんが打席に入っただけで尻餅を着きそうになった。
ブン・・・・ブン・・・・ブン・・・・ブン・・・・ブン・・・・
黒崎さんの結果はヒット性の当たりどころか全球空振り
「くそ!」
悔しさ剥き出しだ。でも見てる俺も少し悔しかった。
そして、次は隆雄だ。
カキーン・・・・カキーン・・・・カキーン・・・・カキーン・・・・カキーン
ヒット性の当たりばかりだ。
最後は真也が本気で投げたので空振りしたものの、即戦力であることを示した。
隆雄は監督に呼ばれた。
どうやら最近転校してきたらしく、この前まで大阪の名門チームに所属していたらしい。
次に桃が打席に入るとき、またまた黒崎さんが視界に入った。
何か・・・・物凄く悔しいというオーラが伝わってきた。
桃は運動神経が良いほうなので、バットに当てていた。
その後はシートノックをして、守備位置を決めて練習は終わった。
今日は太一先輩が先に帰ったので、桃と二人で帰った。
「明日試合かぁ・・・・まだ2日間しかやってないのに・・・」
「全力でプレーすれば100%良い結果出るから安心しろ!!特に新人のうちはな。」
「うん!!」
桃の顔は安心したというより嬉しいという顔に見えた。
さぁ明日は試合だ!!
To Be Continued