その場を後にした、僕は急いで梓のいる診察室に入った、「梓?大丈夫だよ!すぐに良くなるからね。」梓の手を握り言った、「また私入院するの?」途切れ途切れの意識のなか彼女は言った、「すぐに治して、太陽の下で遊ぼう、ね。」僕は涙をこらえながら言った「私、嫌だ、もう全部知ってるんだよ、私の病気は治らないって、一生太陽の光は浴びれないって。」そう言って彼女は泣きだしてしまった、僕は何も言えずそっと外に出た、僕は待合室の椅子の上で止まらない涙を流し続けた。
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