「煉!!!新情報だ。」
「何?恵斗?」
「M中学で今朝、事件が起こったんだ。」
「事件・・・?」
「名前・糸井喜美夏・年齢14歳・遺体発見時刻・7時半。」
「ッぷ!・・・よく調べてるじゃん。」
「笑ってる暇はないんだよ。早く行こう。」
「アタシは、生徒に成り済まして調べて見るわ。」
「分かった。」
午後2時。
「うわぁー。ここの制服超可愛?・・・」
「何暢気なこと言ってんだよ。煉!」
「そんなんじゃ、一流の探偵とは言えないな。」
「原野先生!!」
この人は探偵一流学院の生徒を指導する、先生。
「アタシ、調査行ってきま?す」
「あ!ずるッ!」
「「ずるッ!」?」
「あ。ボクも調査行ってきます。」
煉「あの?先生?ひとち良いですか?殺された糸井喜美夏さんはどんな方でしたか?」
「そうね?明るいし、人気だし、頭も良いし、運動神経も良いコだったわ・・・・・そんなコだから憎まれてたりしてて・・・あのコ、去年虐められてたの。」
「虐められてた・・・?」
「ええ。皆に「お前がいなければ良かった」とか言われてて、屋上に連れて、首を掴んで、落とされそうになったりとか・・・全部彼女が話してくれたわ。」
「ありがとうございました。」
【メール】
「彼女、去年虐められてたらしいよ。人気だし、頭良いし、運動神経も良かったんだって。そのせいで、憎まれてたりしてて酷い虐めでさ、屋上から落とされそうになったりとかあったそうよ。」
送信・・・・
受信・・・・
【メール】
「そっか・・・ボクが聞いた情報は、彼女、いつも部活サボってて、怒られてたって。で、友達が心配して追いかけたら、中年のおっさんとホテルから出てきながら、喜美夏さん、お金貰ってたらしい。」
送信・・・・・・・
受信・・・・・・・
【メール】
「そう・・・・」
「とりあえず、明日から友達や知り合いに来てもらって調べらしょ。」
送信・・・
受信・・・
【メール】
「そうだね。」
続く