〜Stliker〜哀編(75)

焼き魚  2007-08-01投稿
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龍雅とディア=パノスは革命教団に加担している容疑があるザクセンを始末するためテラ・エクステイン社の本社のある都市に単独で乗り込んだ。
しかし、その都市はテラ・エクステイン社の為に造られたと言われても過言ではなく都市防衛システムにその行く手を阻まれた。
ディア=パノスのパイロットである龍雅は様子を探るために後退を余儀なくされるがそこに龍雅のかつての上官であるマクシミリアンと彼が駆るストライカー『武双龍焔獄』が現れた。
圧倒的な力でディア=パノスを攻め立て更にディア=パノスは足場を取られその場に倒れた。
マクシミリアンは龍雅の情けない操縦に憤慨した。

マクシミリアン「ぬるいな…かつての軍のエースパイロットもポンコツストライカーではこの程度とは…」

武双龍焔獄はすばやくディア=パノスに向かって薙刀を突き刺した。

マクシミリアン「がっかりだよ…」

しかし、ディア=パノスは紙一重で回避しバーニアをすばやく点火させるとその体重を乗せた重い右ストレートを相手の顔面に喰らわせた。

マクシミリアン「ぐおぉおお!?おのれぇ!!」

武双龍焔獄は両手でディア=パノスの右腕を掴み、後ろに向かって投げ飛ばした。
ディア=パノスはそのままビルに激突した。
マクシミリアンからさっきまでの余裕は消えていた。

マクシミリアン(なんてダメージだ!!あの機体、元々は旧式の量産型とは言えオリジナルと見紛うような外見と性能。下手をすれば負ける…)

ディア=パノスは瓦礫の中から立ち上がった。
龍雅は不敵な笑みでマクシミリアンに語りかけた。

龍雅「マックス隊長、この機体の性能をご存知でしょう?俺とディア=パノスの実力はこんなものでは無いですよ」

次の瞬間、武双龍焔獄は翼を羽ばたかせ空高く舞い上がりマクシミリアンは高笑いした。

マクシミリアン「ハハハハ!!!貴様がいくら本気になろうともこの機体の足元にも及ばない!!」

武双龍焔獄は双頭の口から大型のエネルギー弾を発射した。
地上にいたディア=パノスはすぐに反応してバーニアで回避した。
着弾した瞬間、巨大は爆発が起こりディア=パノスは再び瓦礫に埋もれた。

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