こんなマンションの下でな。座り込んで
ましろは泣いてるし
俺は抱きしめてるし
襲ってる様に見えへんか?
いや、ましろちびやし…ハタからみたら兄弟(?)みたいな…
「ましろ。よし、泣き止め」
「…くっ……うっ」
一瞬頑張って泣き止もうとしたらしいが、溜めてるものが切れたのかましろの目からは次々に新しい雫が溢れた
「あ〜もぅ!どした?!何泣く事あるねん。
俺何でも聞いたるやん。大丈夫やから泣くな」
こんなん初めてやしどうしたらいいか分からん。
ただ泣いてる姿が苦しそうで
どうしたら泣き止む?
その気持ちで出た言葉
が…
「うぇえっ…うわーぁあん!」
「おぉ?!な、なんやっ」
ましろを余計に泣かしたらしい。
「お、おい…っ
俺…何か悪い事言った…?」
訪ねるとましろは泣きながら首を横に振った。
「ほんまか?本間の事言えよ?」
「…ちが…っおに……うわぁあ―んっ」
「だ―!!わかった!分かったから!
とりあえず家戻ろや?な?」
ましろは返事しないで泣き続けるので諦めてこのままいることにした。
階段に二人腰掛けてましろは俺の袖を掴みながら泣き続けた
泣いて
泣いて
しばらくして落ち着いたのか黙っていたので俺は声をかけた
「落ち着いた?」
ましろは返事をしなかった
「ましろ?…おい?」
『ス―――…』
………
こいつしばく。