片想い・15(勇気)

結姫  2007-08-03投稿
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その日だけかと思ってたけど、違った。

それどころか、日に日に学校で出会う回数が少なくなってきて・・・2週間が経った。



あの日起きた出来事は夢だったのかな。
メール何回送っても返してくれないし・・・。
なんでなん。





泣きそうになり、みんなにバレたくなくて机にうつ伏せになって、声を殺して泣いた。





千花は気付いていた。肩が震えていることに。




「優衣・・・。大西君に聞いてみようよ。陰で泣いてても、本人にはわからないよ。直接聞いてみよ?」


「・・・ぅん。」





「千花・・・」




「ん?」






「・・・大好き」






「なんでやねん(笑)・・・それ、大西君に言いなよ」



「何回も言ってるもん。。しつこいって思われそうやし・・・」





「今の大西君に言わないと意味ないで?」


「どうゆうこと??」


「ええから!!もうすぐ放課後やし、教室の前で待ち伏せしとき☆」



「・・・・うん。言ってくる!!」









チャイムが鳴った瞬間、涙をふいて、急いで教室を出た。






続く




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