LAST SMILE last

じゅん  2005-10-09投稿
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俺は彼女の意識のなかに入った。
「よう。俺のせいで悲しい思いさせてごめんな・・。もうそばで約束を守る事出来やんなったな。せやけどな、俺は空からちゃんと守ったるからなっ!そやから、俺への気持ちは中にしまってちゃんと幸せになるんやで。おまえは幸せにならなあかんねん。月並みな言葉やけど、俺の分も幸せになり。それが俺への最大の供養や。ただ俺の存在は忘れんといてくれ。心の隅でいいから置いといてくれ。じゃあな・・。おまえが最後の女で幸せやったよ。愛してるよ・・」

志津香の目から一粒涙が流れた・・。その次に、俺が大好きだった笑顔がこぼれた。

葬儀も無事終了し火葬も滞り無くおわった。
空から誰かが呼ぶ声が聞こえた。もう行かなくちゃいけない。最後にみんなを見渡した。タイミングがよかったのか家族と志津香が笑いながら話してた。
よかった・・。みんなの笑顔が見れた。

俺はどんどん高くあがった。みんなの顔が見えなくなった。泣きたいのに泣けない。
俺の前に扉がでてきた。
・・泣けない理由がわかった。最後の修業か・・。気が重くなった瞬間、
「淳!愛してるよ!むこうで浮気すんなよ!」

俺は笑顔になり扉を開けた



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