「もちろん!」 扇の重さが体中に響いた。私のなかを役者の血が駆け巡った。そして、何万回と聞いた、曲が流れてくる。私は無心に舞った。 それは、過去との決別でもあり、新たな道への始まりであった。 「…キョウって、すごいなあ。。今、オレ、ぞくってきたよ」 シンの青みがかった瞳に私の姿が映っていた。 その姿は我ながら、身震いするものがあった。 「…やっぱり、気持ち悪かったかな…」
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