生きることって 苦しみながら 喜びを紡ぎ出していくことなのかな。 「残念ですが、HIV陽性です…」 そこから頭の中は真っ白になった。 目の前にもやのようなファインダーがかかったように、今生きてるものたちが色褪せ始める。 先生の話すことのインパクトのある言葉だけが宙に浮き、まるで、誰か近い人の告知を聞いているような…そこにボクはいなかった…。 今年の夏は、例年に増して暑いのに、そこにはもういない。 いなかったんだ…。
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