君だけを(9)

じゅりあ  2007-08-09投稿
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目が覚めたら、額に何か張りついてた。

(何だコレ…)

剥がして見る。

『最高!!(≧ω≦)By加島』

……。

「アイツ…」

若干、顔を引きつらせる俺。
けど、それも束の間で次の瞬間には笑ってしまった。

人に見られたらやばいな…。

加島は、俺とは正反対だ。
明るくて、いつも元気で…。
それが実は羨ましかったり。

多分アイツは知らない。
俺自身の気持ちを。

今みたいに会話を持つ事なんか永遠にないと思ってた。
それで良い様な気もしてたんだけど…な。


それよりも俺には、まだやるべき事がある。

俺は再び鉛筆を取り出すと、ページをめくりその上を走らせた。

早く


早く



時間がない―。



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