目が覚めたら、額に何か張りついてた。
(何だコレ…)
剥がして見る。
『最高!!(≧ω≦)By加島』
……。
「アイツ…」
若干、顔を引きつらせる俺。
けど、それも束の間で次の瞬間には笑ってしまった。
人に見られたらやばいな…。
加島は、俺とは正反対だ。
明るくて、いつも元気で…。
それが実は羨ましかったり。
多分アイツは知らない。
俺自身の気持ちを。
今みたいに会話を持つ事なんか永遠にないと思ってた。
それで良い様な気もしてたんだけど…な。
それよりも俺には、まだやるべき事がある。
俺は再び鉛筆を取り出すと、ページをめくりその上を走らせた。
早く
早く
時間がない―。