喉の奥に込み上げるコトバ。 喉をギュッと絞り上げ鈍い痛みが胸の痛みと呼応する。 あの頃となりにいたアナタが今目の前にいて、声をかければ気づくだろうけど、コトバが喉を通らない。 まだ好きです。 私の痛みを知らないアナタが憎いです。 もう一度アナタの笑顔が見たいです。 いくつもいくつも現れて、喉の奥で突き上げるコトバ。 どれも口にするのが恐ろしくて、たまらずコトバは涙に変わった。 一筋の流れ落ちたコトバ。 もう戻れない。
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