「ん?」
「あー、何でもない!何でもない!それよりさ、今から暇?」
今4時だぞ?まぁ帰ってゲームくらいしかすることが思いつかなかったから、
「まぁ、暇だけど。」
「よかった!今からカラオケ行かない?もちろんオールナイトで。」
「もちろんって、オイ!」
「大丈夫!店主は私の知り合いだし。宮っちと美里がいるし。」
俺はふとある人物が思い浮かんだ。
「深見も誘っていい?」
「深見くん・・・・男女2:2の方がいいじゃん!」
「じゃ、ごめんけど、俺はパス」
「え〜なんでよ!あ、まさかこっちの気があるの?」
「違うけどさ。」
「じゃ行こ!」
ノリ気ではなかったが手を引っぱられた。
歩いて10分くらいして、カラオケ屋についた。
外で高宮と村田(美里)さんが話ながら待っていた。
「ヤッホー!待った?」
「お!楠木!ってどして川崎が一緒?」
「偶然そこで会ったから誘ってみたの」
「川崎クンと(楠木)真子は仲良かったっけ?」
「まぁまぁかな(笑)宮っちが寂しいとか言うから仕方なく。」
「うるへぇー!そんな事ねぇわい!」
川崎御一行はカラオケルームに入った。
すると、高宮が一発目行こうと合図が来た。
特に断る理由がないのでOKで返した。
曲は「GO!!!/FLOW」をこういう時のために練習してきた。高宮の間奏中のエアーギターはかなり笑った。
女子二人も歌は分からないがノリノリの歌だった。
今度はそれぞれの十八番を歌うことになった。
ジャンケンで負けて俺はトリを努めることに。
今気付いたがみんなかなり上手い!歌手でもおかしくないほど。
俺の番が回ってきた。「君の好きなうた/UVERworld」を本気で歌った。
「・・・・・・・。」俺が歌った直後暫し沈黙が流れた。
「川崎くん、かなり上手い!CHEMISTRYとかEXILEを超えたよ。」
「シクッ・・・・シクッ・・・・いい歌だね」。
村田さんが泣いている!?
ちなみに村田さんは一年は同じ、今は違うクラスで、大人しい性格なのに谷間が見える服を着ている。14歳にしてバスト86とか・・・・
すると高宮が、
「まぁ気を取り直して盛り上がる歌行きますか!?」
川崎And楠木「Yeah!!」
後は基本的にアゲアゲな歌ばかりだった。
オタクが入っている川崎には知らない歌が多かった。
「こんなのも知らないの?」とか言われるが、「カラオケは基本アニソンなんだよ」と言えるはずもなく、適当に誤魔化した。