「片足で玉つきを1000回してもらう。」
御堂くんはいった。
…片足
手元が狂えば即終了…か
1回、2回…
体中に嫌な汗をかいているのがわかる。まばたき…すらできない。
100回…
少しずつ足の負担を感じる。
……
失敗
一瞬だった。
手元の狂いは命取り…
「結城くん…ゴメン。できなかった。」
あっけない終わり
残された喪失感
そう、あの引退試合の様に…、
「御堂くん…時間、割いてくれてありがとう。」
「そうか。これで、あきらめはついたか?」
「つかないよ。でも、失敗したから…」
「つかないないなら、つくまでやることだ。未練を残されても困るからな…」