Dear 今この瞬間、思い出になった君へ
君は私といて楽しかった?
楽しくなかったよね。
ごめん、私は楽しかったよ。
大といれてすごく嬉しかったし、高校生活の生き甲斐の一つだった
でも、今は後悔してるんだ。 なんで出会っちゃったんだろうね
私と大が初めて出会ったのは、高校の入学式だった。
中学からずっと一緒だった綾と同じクラスになれてはしゃいでると、横を1人の男子が通った。
私は彼と目があってしまった、 それが大との始まりだった。
「あの人かっこよくない!? クラスどこなんだろ〜?」
綾は男たらしの所がすこしある。私はそこが親友としての唯一の悩みだった
「そうやって何人と付き合っと来たの?ほら、教室行くよ。」
私は大にみとれている綾を無理矢理ひっぱった。
クラスに入ると、やはり初めて同じクラスになる同士、教室は誰もいないかと思うくらい静かだった。
綾は大を探している、私は静かに自分の席についた。
すると、綾が私の肩を強く叩いて、
「ちょっと!!彼いるんだけど!!」と騒いだ。私は、絶対人違いだと思った。
それでも綾がうるさいので仕方なく見ると、
・・・・・・ 本当にいた。これはクラスの男子は可哀想だなと思った。
他にもかっこいい男子はいるが、彼(大)が頭半分飛び抜けていた。
「私、さっきあの人と目合ったよ。」
私は綾を敵に回してしまった。
「ちょっと!!もう先手打ったの?優とは絶好だよ!!」
私はとりあえず彼女の誤解を解いた。
綾は納得した様子を見せた。するとなにを思いついたのか、教壇の前に立って、
「こんな暗いクラスは私嫌いなんで、今週の日曜日にみんなで集まろうよ!!参加できない人は、直接私か、あそこの席の優っていう子に言ってね!」
クラスの大半が私を見た。 どうしたらいいかわかんなくて、お辞儀をしてしまった。
綾が私にウインクをしてきた
・・・・・・ さすがに困った。