私はね。?

胡麻  2007-08-13投稿
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永嶋大樹。そいつはど偉い奴に姉貴は捕まった。


アイツは一回問題になった。女とのトラブルで、その女は学校まで乗り込んできて、警察沙汰にまでなった。

そんなの今時あんのかよとか思ってたけど、金の方にもトラブったらしい。

それが一年前位の話かな。

永嶋大樹。それはとんでもない奴だ。毎日一緒にいる女が違うだとか。



何なんだ。姉貴はそんな奴でいいのだろうか。


こんな事考えてたら具合が悪くなる。

お弁当を少し残して、友達との会話もそこそこにして、外の空気を吸いに行こう。

本当は開けちゃいけない屋上へのドア。

私は時々勝手にこのドアを開けて屋上で五時限目を過ごす。


ドアを開ける。


『………?』

微かな煙草の臭い。


『おっ未来ちゃぁん。本日二回目〜』

聞き覚えのある声。

『あ、永嶋大樹……………………さん。』

今日は何て嫌な日なのか。
教室に戻ろうと思ったが、コイツの事を探ろうと思った。

『あの、聞いてもいいですか?』


『………?』


『永嶋大樹さんって、女遊び激しいって聞いたんですけど。』

ストレートな私の質問に驚いたのか、アイツは少し驚いた。


『こりゃ、話し込む必要があるなぁ。まぁ、五時限目始まるけど、座んな。』


コイツの事調べてみよう。

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