ら病院に奪われただけになるじゃないか…」「一ヵ月の命を少しでも延ばし、治療法が見つかる事を祈り、彼女が精一杯生き抜くために君がそばについて応援してあげなさい。」そう言って松野さんは腰を上げた「僕はどうすれば…?」「彼女の命を勇気づけてあげなさい。君がそばについて彼女と一緒に病気を克服するために頑張りなさい、我々も全力を尽くすから。」松野さんは僕の肩を掴み言った、「…はい…」自然とあふれ出る涙が僕の頬を伝い流れ落ちていった、「この事実は明日彼女に言うので、君はまた今日と同じ時間にここに彼女を連れて来て下さい」