「…シン…?」 「…悔しいな、キョウ。よく我慢したな…」 シンは服の袖で必死に涙をぬぐった。彼は私と共に泣いていたのだろうか。 「負けたらダメだ。いつかそいつに勝って、キョウは伝説の役者になるんだ。花魁の名をでっかくするんだよ。オレもリュウも応援するから」 「…わかった。ありがとうキョウ…」 私は再び舞台に戻る決心をした。
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