この気持ちから離れると決心した。
人間は都合よく出来ているものだ…忘れられない自分に腹がたつ日々が過ぎていき丁度一週間過ぎ寒さが本格的になり町でもクリスマスという言葉のせいでうかれているのがわかった。
朝起きるのがつらいと思いつつ学校に行く途中あの女の子が公園にいた。いつものベンチ(?を参照)に座っていてマフラーをし、手が赤くなっていてそれをなおそうと手をこすっている姿を無意識に見とれていた。
ハッと気付き自分になにしていると言いきかせるように歩き始めたと瞬間僕に気付きこちらに歩み寄ってきた。
僕はまさか…と思いそれを尻目に歩くと彼女は肩をトントンとたたきひさしぶりと笑いちょっといいと言った。
なぜか僕はイヤとは言えずうなずき一緒にベンチに座った。
座った途端異常な寒さを感じたおかげで正気を取り戻しなにやってる俺と心でなげかけ適当な言い訳を考えていると寒いはずなのに横にあの子がいるというワケか暖かかった。
そしてあの決心以降自然とここには来なくなっていてひさしぶりにきた懐かしさと原因不明の(イヤわかっていたが何故かそうと認めたくなかった)暖かさで言い訳を考えていた脳が休んでいた。
彼女から来週の24暇??と言われたぶんと曖昧な返答をし次のコトバをどこか心待ちにしていたのか遊ばない??と言われ自分はわざとびっくりしていた。
でもあの決心のせいで考えとくと言ったこの言葉が人生をメチャクチャにしたとは後から知った。
んじゃこれにいろいろ連絡して…と言いメールアドレスと電話番号の書かれた紙をわたそぉとし僕は少しためらいそれを受け取ると彼女が朝練でしょゴメンねと恥ずかしがりながらそぉ言いまた学校でと足早に去っていった。
僕はその瞬間朝練休もうと思い「いろいろ」という言葉に引っ掛かり悩まされた。
そしてある一つの結論にいきついた。
彼女は僕の事が“好き”なのだと…この結論にいきついた頃周りを見渡すと初雪と思えるものがふっていてだから今は…今日はこんなにさぶいんだと思い学校へと歩きだした。
授業も部活も身が入らない状態だった…そうやっとここにきてまたあの決心の事で悩まされていたのだ。
そして帰りあのベンチに座り込み考えていた…
ふっていた雪も止みあたりは雪景色で桜の木の枝にも雪がのっかっていた。