誰でも明日がやってきたら今日をみる
雨はいつか止むから
眺めていられるし、
雪はいつか溶けるから
白くて綺麗だと
眺めていられる
こんな細い右カーブを
曲がりきれなかった
4tトラックは
易々と、人はやっぱり
独りで立っていなければいけないと
気付かされる
ただ、流した血の分だけ生きているという
絶望にもまた
気付かされる
それは決して喜びではないが
自分が
間違いなく
男である
ということをも
気付かされる