*二日目*
「たった一日で二人も死んだのか……さっきの悲鳴は、絶対に竜也だ!」
竜也は、家庭科室の机に座って同じように向かい合わせに座っている愛美にはなしかけた。
「うん………。」
「でも……俺は、お前を一人にはしない…絶対に!!」
「竜也……うれしい……竜也…大好きよ…大好き!」
「俺も…」
二人は、キスをした。
「愛美…俺…お前となら死ぬの怖くない!」
「私も…竜也…死ぬときもずっと一緒よ…」
「あぁ…」
その時、二人の耳に歌が聞こえて来た。
『かーごめかーごめ、かーごのなーかの、とーりぃは、いーついーつでーあーうよーあーけーのばーんにつーるとかーめがすーべった…………………後ろの……………………………正面……………………………だーあれ……………………………』
「!?(来た!)」
花子さんが家庭科室に入って来た。
『フフフフフ…三人目!四人目みぃつけた〜!』
「竜也…」
愛美は、竜也にしがみついた。
「愛美…」
「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアア………………………………」
「竜也ァァ。」
『あなた!五月蝿い!』
花子は、愛美を睨んだ。
「キャァアアアアアアアアアアアアアアアア………………………………」
『後二人…………………チッ!結界はってる!まぁいい時間は、まだまだある…ゆっくり捜して行くか…フフフフフ、フフフフフフ…』花子は、不適な笑い声を上げて闇に消えた。