ヤス#137

チャーリー  2007-08-21投稿
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ヤス#137
「泰子おばさまが言ってたわ。高校では成績がトップクラスだったそうね」
「本当なの?恭子」
「うん。国立大も間違いなく合格するって言われていたんでしょう?やっちゃん」
「そんなの、受験しなきゃ分からないさ。落ちていたかもしれない」
「聞いたのよ。泰子おばさまはやっちゃんの後見人だから、何でも知ってるみたいよ…。模擬試験で県下ナンバーワンだったそうじゃない。凄くない?香織」
「うんうん。凄い!」
「神様は不公平よね。やっちゃんみたいな秀才の芽を摘むのだから…あ、絵は天才だから、そっちの方がいいか」
「うんうん」
「恭子。絵の事だけどさ…」
「うん。なーに?やっちゃん」
「うん。公募とかの情報があれば教えてくれないかな」
「出すの?」
「とにかく、何かしなきゃ…」
「…任せて!やっちゃんなら絶対イケるわ。明日、学校の先生に聞いてみるね」
「ありがとう。恭子」
「それくらい、お安いご用です」
「恭子、砂浜に出ない?やっちゃんもどう?」
「ああ、いいよ。出ようか」

三人は一旦、レジで清算をすると車を置いたままビーチに出た。靴を脱いで裸足で歩く。



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