ヒロ「やっと・・・逢えたね」 「うん。」
ヒロ「これからも・・・よろしくね。」
優しく微笑みながら言った10年前と変わらない。
安心した。
「よろしくね。」
「アキラ・・・?君もよろしくね。」
アキラ「・・・・・・・・・・・・・」
(・・・テメェ!何か喋れやぁぁぁああ!・・・)
アキラ「あぁ、よろしく。」 (・・・喋った!?・・・)
一時間目が始まった。
小声でヒロと喋っていた。 「10年前と全然変わらないね。」
ヒロ「どこが?」
「なんか、・・・優しいところとか・・・」
ヒロ「俺優しいかなぁ?」
「優しいよ。」
先「誰!?喋っているのは!?」
「あ・・・ヤバ・・・」
ヒロ「ヤバイね・・・」
ガタッ
アキラ「すみません。僕です。」
「!?」
ヒロ「!?」
先「いま、先生が読んだ英語、読みなさい。」
アキラ「はい・・・」
休み時間
アキラは休み時間になっても窓の外を見ている。
「アキラ・・・君?さっきは・・・ごめん・・・」
ヒロ「ごめん。」
アキラ「別にどうってことないし・・・」
「でも・・・何かお礼させてよ・・・・なんちゃって(笑)」ヒロ「ッ!!(笑)」
「ヒ・・・!ヒロ笑いすぎ!」
アキラ「じゃあ・・・」
「うん・・・?」
ヒロ「・・・・」
アキラ「新井さん、俺の彼女になってよ。」
「はッ・・・・!?」
ヒロ「え!?・・・・」
続く