祐希、紫穂の前についに肩を並べる瑞枝と怜子――。
瑞枝「まず…何から知りたい?アナタ達の一番知りたいことから話すわ。」
瑞枝は祐希等に提案をする。
祐希「何って…何を聞きゃいぃのかゎかんねぇけど………それじゃ……なんで俺達は連れてこられたのか……?」
おずと意見を述べてみる。そんな祐希をみて怜子が薄らと、祐希達の中の何を見据えているのかはわからないが微笑(ビショウ)した。
怜子「いぃ線ね。」
瑞枝「えぇ、わかった。ソレなら…最初はアタシ達の組織についてから話しはじめるわ。いぃ?」
紫穂「構いません。」
祐希「あぁ」
2人は了承。部屋は一時沈黙し、瑞枝が静かに真剣な面持ちで口を開いた。
瑞枝「…まず、"使真"との戦闘において、従来の"軍兵器"では、全く敵に対して"攻撃の意味"をなさないコトが今までにわかった。つまり通用しないってこと。
だから世界のトップは“対使真”を目的とした特殊機関を創立した。それが特殊機関【リーヴァ(riieva)】――。」
紫穂「リー…ヴァ」
紫穂がつぶやくと瑞枝は静かに頷いた。