片想い・19(誤解)

結姫  2007-08-24投稿
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千花は親友で。


大西君は私の好きな人。


どうして・・・何で・・・



「うち・・・泣いてばっかだ」


出てほしくない涙。

でも、たくさんたくさん溢れてくる。



家に帰って、ただいまも言わず部屋にこもった。



突然、携帯が鳴った。


「!!・・・大西君・・・」


何で電話なんかしてくんの。もぉほっといてほしい。


そぅ思ったけど、心のどこかでは嬉しかった。


「・・・もしもし。」
「優衣ちゃんっ。・・・あれ?元気なくない?」


「・・・そんなこと・・・っ。」


「どした!?泣いてんの!?」


これ以上無理だ。
何も言わず、電話を切った。


優しい大西君の声きいたら、余計悲しくなってしまう・・・





布団の中でうずくまっていると、窓の外から私の名前を呼ぶ声がした。




・・・大西君・・・。



何も出来ずにいると、母親が大西君を招き入れた。


「優衣ちゃん。入っていい?」


「・・・今うち酷い顔やから無理」


「やっぱ泣いてたんか・・・俺のせいなん?」


・・・・・・・・


「・・・優衣ちゃんの友達に呼び出されてさ、スゲー怒られた」


・・・え?


「セフレでもいいとか、そんな辛い言葉言わせんなって・・・俺もスゲー後悔したゎ」


「どうゆうこと?」


起き上がってドアを開けると、私の顔を手のひらで拭いてくれた。

「昨日・・・うち、見ちゃったんやんか。大西君が千花に告ってる所」
「え!?俺告ってないで!?」
「嘘つかんとって!!千花も「うちも」って・・・二人両思いなんやろ」


「泣かんとって。お願いやから・・・それホンマ誤解やねん」







続く


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