この愛の結末7

じゅりあ  2007-08-26投稿
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十メートルほど離れた電信柱…その近くに梓の姿を見た。

(何やってんのよ〜!)

私はそう思いつつも三浦さんの腕に掴まり早足になった。

「松…本さん?」

三浦さんは少しビックリしたような顔で私を覗き込む。

頑なに後ろを振り向かない私を見て気になったのだろう、何度か背後を確認している様子だった。

家に付いて周りを見渡す。(もー、何なのよアイツ…)
「はぁ…」

「松本さん?さっきの…もしかして」

私は頷く。
三浦さんは一瞬目を細めるとまたいつものように微笑んだ。
「彼、未練があるみたいだね」

「や…多分、今日電話あったの無視したからですよ…」
口ではそう言いながらも、ドキドキしてる。
(もしかして、ホントに未練が…?だからって…)

「ここが、松本さんのマンションかぁ〜」
三浦さんが両手を広げる。
「さっきの彼と、僕ぐらいかな?知ってるの(笑)」

「え?えぇ…そうですね。あんまり人には教えてないです」

「そう♪じゃ、特別だね」

(あ、何か嬉しそう)
彼の笑顔を見てちょっと期待しちゃった。

もしかして…。

お礼を言って部屋にあがった私の顔は相当やけてた。
「特別だね…って…ふふふっ♪」

…〜♪

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