そう言って松野さんは院長室を出た、僕はその場に取り残されやり場の無い想いが自然と涙に変わっていった。 僕は梓の病室に戻り「お母さんとお父さん呼ぼう。」と言った、梓は黒いカーテンを眺めている、「心配してると思うよ。」さり気なくベッド横の椅子に座った、「星…」梓は呟いた「ん?星?」僕は聞き返す「星見せてくれる?お母さんとお父さんがいても、夜になったら私を迎えに来て、星見せてくれる?」梓は黒いカーテンを眺めながら言った、僕は少し考えたが答えはすでに決まっていた、「勿論!迎えに来るよ」
新着小説100作品 恋愛ミステリSFファンタジーホラーエッセイ日記ノンジャンル公募投稿作品アドベンチャー詩・短歌・俳句スポーツコメディ学園物その他管理人用